陸上

第96回日本陸上選手権三日目短観

男子1500m: 高校生の打越も決勝に残るなど、上野など社会人の実績組に対して学生がどうやって挑むか。世界との差はあるが興味深い決勝となった。 世界レベルでみるとやはり激しさが足りないが、それでも日本選手権では珍しいほどの主導権の握りあいがあって…

第96回日本陸上選手権二日目短観

二日目は陸上の華、100mの決勝を控えているが、世界を狙えるやり投げにも注目。 男子10000m: A標準突破者3名がすべてエントリー、またB標準突破者9名のうち、昨日5000m優勝した渡邊と駒大勢2名を除く6名がエントリーするなど、五輪に向けて非常に楽しみなレ…

第96回日本陸上選手権初日短観

今年の日本選手権は、ロンドン五輪の選手選考も兼ねて、大阪で開催。日本選手権として、また五輪選考会として、都合のいい方で解釈しながら観戦した初日の感想を少々。 女子円盤投: 引退を表明している室伏のラスト舞台で、薮本が最終試技で逆転して優勝。 …

2008.10.28 高橋尚子:これからも「走り」のプロとして

高橋尚子選手が、現役引退、という一報を聞いた。 今日の午後、記者会見だそうだ。 有森のように、走り続けることで、伝えられることもある。 山下のように、指導者として女性だからできることもある。 高橋さんなら、どちらも高いレベルで、できただろう。 …

北京五輪・女子10000m:クリアで静かな闘志がもたらしたもの

日本陸上の未来を考えると絹川の欠場が非常に悔やまれる女子10000m。 日本からエントリーしたのは、渋井、福士、赤羽。 ランキングで渋井が7位、福士が8位ではあるので、どちらかなんとか、一ケタ順位で走ってもらいたい。ただし、いずrめおマラソン転向の…

2008.3.9 名古屋国際女子マラソン:別次元の第一人者

風の強い2000年の名古屋で、高橋尚子が折り返しを過ぎてから爆発的にスピードアップしたレースの衝撃が、忘れられない。これまでの日本人のレースではないぞ、という新時代を感じた。 あれから、もう8年。 高橋は、シドニーでも期待された強さを見せ、そして…

世界陸上2007大阪 女子マラソン

大会開催中の一週間で、一気に気温が下がり、過ごしやすくなった。男子マラソンのスタート時とは打って変わった、女子マラソンのスタートコンディション。好記録、とは言わないが、ペースは速めで推移してもおかしくなさそう。 レース予想は、周が積極的に出…

世界陸上2007大阪 第八日:感じられる「壁」と「不完全」をリレーで発散

競技場につくのが少し遅れたが、超満員のお客さんが入って、座席に着くのが困難なほど。昨日までは見えた観客席の空席がほとんどない。非常に良いムードだ。水郷横、簿宇高のピットを横から見る席で観戦。選手団IDのドイツ人が先に来て座っていたが・・・す…

世界陸上大阪2007 第六日:「積極的」と「逆転」で醍醐味を堪能

第四日の記事が飛んでしまったがそれはさておき。 自由席での観戦。また棒高跳びや走り幅跳びのピットに近い方で見ようかと悩むが、気分を変えようとバックスタンドでゴールラインのよく見えるところに陣取る。外国人と、マスターズ関係の年配の方が比較的多…

世界陸上大阪2007 第三日:日本のパイオニア2人に賞賛を!

今日は、ハンマーが見やすい、バックスタンド中央の席で観戦。ハンマー目当ての人が多いのか、第三コーナーから第四コーナーにかけて、自由席のお客さんが少ない。今日は、スタンドの「OSAKA」は隠れたかな? 女子400m準決勝 丹野が、日本女子短距離界にとっ…

世界陸上大阪2007 第二日:感動は押しつけでは生まれない

昨日も多かったが、今日も観客席はすし詰め。チーム関係者の席もギュウギュウ詰めなのはいいのか?記者席空いてるみたいだから解放しろよ。 あと、観客が振り返ってみていたのがテレビのブースであることを認識。織田と中井のコンビ見てどうすんねんと思って…

世界陸上大阪2007 第一日:火はつかず

開会式の、織田裕二に毒気を抜かれ、どうしていいかわからない観客に、火をつけるのは誰か。この大会の成否にも関わることだったが、結論から言って、初日は、点火しなかった。 特に興味のあった種目だけピックアップ。 女子800m(予選) 予選から、レベルの…

世界陸上大阪2007:男子マラソン 尾方の悔いたもの

酷暑の大阪で、7時スタートとなった男子マラソン。 大阪でのマラソンと言えば冬の大阪国際女子だが、完全にイメージが異なる。高温多湿、特に30℃を超える暑さの中、勝負のポイントは、レースコントロールよりも、ゴールまでの走力のマネジメント、要は自分と…

大阪国際女子マラソン

一生の間に、何回マラソンを走れるか、それはわからない。年配になっても市民ランナーとしてチャレンジできるのがマラソンの良いところだ。 ただ、一線級の選手として、自己記録を狙って走れる期間は、それほど長くない。それほど何回もチャンスはない。 200…

11/19 東京国際女子マラソン そこに坂があるから

バルセロナオリンピックのメインスタジアムは、丘の上にあった。 ラストのスピード勝負なら森下選手の金メダル間違いない、と信じて見ていた、男子マラソン。スタジアムまでの、その丘を登っている途中で、突き放されてしまった。 まだ、自分が陸上選手をし…

スーパー陸上

いよいよスポーツの秋と言うことです。 今日は、大相撲の千秋楽も、宮里藍の連勝も、Jリーグも、タイガースの3ゲーム差接近も、外国人監督批判もありました。 その中で、きっと本日、国内一のビッグイベントだったのは、 TOTOスーパー陸上 のはずです。 いや…