スーパー陸上
いよいよスポーツの秋と言うことです。
今日は、大相撲の千秋楽も、宮里藍の連勝も、Jリーグも、タイガースの3ゲーム差接近も、外国人監督批判もありました。
その中で、きっと本日、国内一のビッグイベントだったのは、
のはずです。
いや、皆さんそうじゃないと思ってるだろうから、強調したんですが。
私、そりゃもう、テレビに釘付けでした。
大興奮のスーパー陸上の中から、私的な三大トピックスを紹介します。
(1)パウエル!(100mフライング失格)
いやもうね、陸上競技がどうしてマイナーなままかというと、悪しきアマチュアイズムの徹底のせいですよ。選手も運営も。
フライングに関するルール批判は、別の機会に譲るとして、与えられた環境でパフォーマンスを見せるのがプ・ロ。
最大の目的は、すばらしい記録を出す事だろうが、それが無理でも、パフォーマンスは見せてほしかった。1か0かじゃないんだよ。
出場給がいくらとか、そんなことは競技の前の問題だから、別に良い。
でも、お金もらって競技する人だけがプロじゃないんだよ。
普及っていうと大げさだけど、目の前の人を楽しませなきゃ。
観客をがっかりさせるような競技にリピーターはつかないよね。
6m81!
日本記録(6m86)を出した後も、コンスタントに6m70以上を跳び続けていたのだが、いや本当素晴らしい跳躍だった。強い選手になってきた、と思った。
跳躍系の種目は、スタジアムの硬さに影響されるので、どの競技場でも安定して記録が出せる、というのは、微妙な感覚のずれを修正可能であるともいえる。
日本選手権も神戸ユニバ記念なので柔らかいし、ヨーロッパ遠征も古いスタジアムで、6m70台を何本も跳んできたようだ。
どうか、どうか無事に来シーズンを迎えていただきたい。
ハードルはしばらく封印しませんか?
(3)小林祐梨子(1500m)
4.07.86(日本記録)
日本記録ですよ。しかも自分の記録を更新ですよ。
ふーん、っていうかもしれませんが・・・
彼女、高校生です。
しかし、女子高校生が日本記録を出したのは初めてではないし、その後、世界レベルに到達する前に、一線から退いてしまった例がとても多い。
来年度、どのような進路を取るのか分からないが、環境の変化が競技に影響しないことを、望みます。
「早い選手ではなく強い選手になりたい」と言っているようですので、自分の力を一定以上出し切り続ける難しさを分かっているんでしょう。
まずは、A標準(4.06.50)突破を目指して。
最後に
室伏、為末、末續のビッグスリーは、日本陸上のために本当によく頑張っていると感じた。
競技するだけでなく、日本で陸上を盛り上げて、普及させることの重要性を分かっている。もちろんそこは、パウエルじゃなくて、日本人がしなきゃいけないんだけどね。
長距離関係者も、もっと奮起してほしい。
メダル獲ってくれば良いって訳じゃないよ。