2013/7/3 J2#22 ガンバ大阪vs岐阜「選手不足の非常事態のはずが」

2014シーズンも始まりましたが昨季の復習もボチボチ、こっそりと。

水曜日のナイター、岐阜でのアウェイはスカパーで観戦。

GK藤ヶ谷

DFオ西野丹羽藤春

DMF今野遠藤

OMF阿部二川

FW平井パウリーニョ

当初はもう少し休養が与えられるという噂だったコンフェデ組が、揃ってスタメンに顔を連ねたのは、FWが足りないうえに倉田も離脱、さらには岩下も負傷して遠征不帯同という状況でのスクランブルに近かったか。

結果は8-2で大勝。GWにホームでやった時に「いいな」、と思ったデズモンドも不在で、まあこんなもんかと。

遠藤と今野の出動でしっかりと勝点と得失点差を積み上げたのはよかった。

5人で8ゴールというのもガンバらしいし。

Jリーグ最多得点(9点)に並ばなかったのは、磐田9-1C大阪のさんの歴史的偉業を称えて、ということで。

この試合いちばんの見どころは、前半終了間際のFKの笛をスタジアムDJが勘違いしてアナウンスを始めてしまい、そのまま続くプレーで阿部がゴールを決めた後、岐阜の選手が主審に詰めよったところか。主審の「おれ知らないよ~」って笑顔が印象的でした。

ちなみに主審は、珍しくJ2専担の吉田哲郎。2012年の天皇杯で、鈴木の蹴りで倒れた岩下にイエローを出した、あの人。

ということで試合評は短く、あとは採点のみ。

藤ヶ谷:1失点目はドンピシャのヘッドだけど、コースは見えてたし反応してたので惜しかった。2失点目はDFのミスなんだけど、ああいうミスをさせないようなコーチングがなかったことと、距離があったのでスーパーセーブを一本決めてくれてもよかったかな、と。贅沢でしょうか。もう少し

オ:よかったです。サイドを駆け上がるときとと、二列目の選手がワイドに開いたときの距離感に、抜群のセンスを感じた。守備は留守がちだったけどそれが問題になるかどうかまでは判断できず。よくできました

西野:どんな展開でも、最後のミスはあかん。プレスもかかってない状況で、最終ラインでただボールを回すだけのパスをあそこまでミスしては。もう少し

丹羽:最初の失点以外にも、放り込みには結構やられてた。内田明神のペアの時とは異次元の不安定さだった。できました

藤春:あまりチャレンジをされず、かといって左サイドで無理をする状況でもなく目立たなかった。オの上がり時の自重とセーフティの指示もあったか。できました

遠藤:1点目、右から優しいボールで前の空いた選手に配球。広大なスペースをもらえることは珍しいから思う存分やってた。よくできました

今野:2得点。5点目は、CKを西野が競ったこぼれ球(というか西野の後ろで無駄に競ろうとしていた気もするが)を、ライン際角度のないところからゴールへ蹴りこんだ。あそこにいるのが今野の醍醐味ではある。何度も中盤のスペースをスルスルと駆け上がっていたご褒美か。7点目も駆け上がったところを二川からスルーパスをもらいドリブル。シュートせえへんのかい!という相手ゴールの横切り方だったがDF2人とGKかわして最後は無事にゴール。よくできました

阿部:2得点。前半終了間際の4点目は、ロングボールを、綺麗なトラップで即シュート。DF2人いたけども早い判断でビューティフルゴール。2点目は右からの起点に。アシストはパウリーニョのスルーに助けられた面もあるが、いつも通りの早い判断に加え、今日はコントロールが良かった。よくできました

二川:2得点。2点目はパスアンドゴーで走りこんできたのを決めた。阿部パウリーニョの早いプレーに良く追いついた。3点目は今野が左を駆け上がって、考えなしにホラッと真ん中に入れたボール、雨の鉄則でグラウンダーのシュートをGKがポロリしてくれた。それよりも圧巻の2アシスト。大変よくできました

パウリーニョ:2得点。早い時間の1点目はDF2人にGKも詰めてきてる中で早い球離れのパウリーニョならでは。あれで楽になった。6点目は、遠藤の縦パス、二川の浮き球、とDFが動けないままパウリーニョがワントラップでファインゴール。センターサークルから4タッチ。大変よくできました

平井:要所でブラインドの動きはやっていて貢献はしてるんだけど、この展開でDFも決して集中できてない状況で、そこまで裏の仕事だけにこだわる必要はなかった。決定機も決めれず60分で交代させられたが、ここまで期待していた監督にもやや変化が。もう少し

川西:60分で投入。シーズン通してまたとない出場機会に、力強い気持ちを感じた。大森のドリブルから前へのボールをセンターで受けて、正面へ強いシュートを決めた。今季初ゴール。よくできました

大森:こちらも、少ないチャンスで自分の良さを出し切ろうという強い意志が。スペースを見つけたときのドリブルの勢いは、今後も強力な武器に。よくできました

明神:お疲れの遠藤からクローザーのバトンを引き継いだが、失点は防げず。DFにとっては、不用意なバックパスの緊張から、明神投入の緩和、だったのかしら。できました