雑感:ヒデキとヒデキで・・・

久しぶりの記事は、雑感で。

(1)ヒデキその1

MLBワールドシリーズ、少ない機会をめいっぱい生かして、松井の大活躍がみられた。

終戦は、最初の打席の2ランで、勢いを持ってきたのが大きかったし、6打点全てが効果的だった。

なによりも、チームの勝利を第一に考える松井選手だから、チャンピオンになれたことは本当に嬉しいだろうね。

数値でははかれない、集中力やチーム力を高める存在としての価値は改めて証明したと思います。

とはいえ、いくら印象に残る活躍をしたとしても、守備機会の見込めず出場機会が限定されざるを得ない今のヤンキースで、今の年棒で残留・再契約することはあり得ないでしょうね。

日本的に、減棒を飲んで残留と言うことも、考えにくいですよね~。

とはいえ半年前なら、メジャー他球団もしらんふりって感じだったけど、後半の盛り返しで他のチームが獲りに行くでしょう。

国内復帰は、消えましたね。まさかの電撃タテジマ繋がりも(泣)。

どこに行ってもがんばってもらいたい。

(2)ヒデキその2

Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝。

戦前は、川崎有利だと思った。直前のリーグ戦で7-0で勝ったことが優勝を逃した二年前と同じだとか、もう迷信のようなカタチで何とか川崎の負ける要素を探すしかなかったのだけど・・

個人的には、予選を勝ち上がってここまできた東京に勝って欲しい気持ちがあった。

石川、長友をスタメンに欠いて、東京は思い切って守備的に入れたことが、メリハリ、スイッチの早さを生んだように思う。

川崎はどうしたの??と思うほどの試合の入りの悪さだったけど、あれは硬くなったんでしょうかね。ACLの名古屋戦よりももっと動きが悪かった。

スコア上、決勝らしい、慎重な立ち上がりだったけど、川崎の選手の一歩目の判断がズレがち。米本の先制ゴールは、パス交換でスペースを生んだプレーも素晴らしかったけど、川崎の選手の寄せも甘かったたように見えた。でもフリーだからって決まるようなプレーじゃないよね。度胸と精度と、運も味方したナイスゴール。

ジュニーニョが決定機を外した直後だっただけに川崎のダメージは大きかった。赤嶺が一人で持ち込んだシーン、決めてしまえば、もっと一方的になったと思う。

その後東京は落ち着いた守備、梶山はもちろん米山は守備でも非常に貢献していた。川崎がボールを支配する、敢えて言えばもたされる時間帯、3トップは縦の動きで一瞬の隙をつくことはできても、東京を崩すことはできない。川崎の中村と後ろが間延びしてしまって、作り直しに手間取って時間が過ぎていく。

川崎の強力3トップを相手にそう易々と前には出なかった東京の選択は、極めて現実的。谷口からチョンを経由した惜しいシュートがGKに防がれた後、東京は正確なカウンターで追加点。羽生が鈴木へ出したボール、川崎は人数がそろっていたようにも見えたが、クロスで交わされ、中央に走り込んだ平山にも交わされてしまい、2-0。

川崎は猛然と攻めるが東京GKの活躍もあってゴールには迫れず、むしろ得点が惜しかったのは攻める時間の短かった東京。途中出場した長友はゴール前切り裂いていたし、鈴木のゴール角に当てたシュートは、残念だった。長友は終了間際にも止められちゃってたね。

川崎は後半40分にチョンがジュニーニョのクロスに頭いくつ分も抜け出してゴールを狙うが、バーに跳ね返される。残り時間はわずかでも、点を獲ってしまえば一気に川崎が試合を持って行きそうだったし、惜しかった。

選手交代も含めて、監督のメッセージがしっかり伝わって守りきり

東京が二度目のリーグカップ戴冠となった。

おめでとうございます。

試合前後のこと

ナイスゲームだったので、試合内容とは分けて考えた方が良いと思うけど、

羽生選手が、カボレのユニフォームを着て、カップを掲げたこと。

感動しました。カボレが東京を去った理由、色々あると思うのですが、チームに与えた影響、貢献に感謝される外国人選手と、それを表現できるチームメイトは素晴らしいと思います。

川崎のこと。

二冠を獲ったらパレード、とか選挙に絡めて利用されちゃってたけど、脇の甘さというか、フワフワ感が出てしまっていた。鹿島じゃないんだからカップやプレートの数を数えるのは早いと思う。ナビスコ負けてリーグ制覇、って2005年ガンバが見える。

表彰式のことは、報道を聞く限りやったことは社会的影響力のある大人がやることじゃないと思うけど、それより、準優勝表彰の途中で、勝利監督インタビューはじめてませんでした?スカパーだけ?

敗者にももっと敬意を。