5/27 UEFA CL 決勝 前半感想
バルサのDFはプジョルを右SBに出してCBをピケ、ヤヤトゥーレ、左SBにはシウビーニョ、ボランチにブスケスを入れてきた。イニエスタ、シャビの中盤とエトオ・メッシ・アンリの3トップはやはりそのまま。
ユナイテッドは、ロナウドの1トップで、ギグスをシャドー的な二列目、実際にはパクとルーニーで二列目を形成。アンデルソン・キャリックのコンビでボランチを形成。
前半開始早々は、ユナイテッドの出足の良さにバルサはついていけず、ほとんどボールタッチできない。かなり押し込まれて、ポゼッションどころではないバルサ。
ロナウドが放ったシュートは枠をとらえなかったが、バルデスの届かないギリギリのところで、いつゴールが生まれてもおかしくない。ラインの高さに応じてバルデスもやや高い位置にポジションをとる。
ゴール正面からやや距離のあるFK、ロナウドの無回転FKをバルデスは何とか弾く、鋭く反応していたパクが詰めるが、ゴールならず。前半の枠内シュートはこの一本のみ。
10分。はじめてバルサが得たボール。イニエスタがスルスルと上がって右に張り出したエトオにパスを通す。一人かわしたエトオが素早く蹴りこんだシュートは、ゴールの狭い方だが、ファンデルサルが止められずゴール。ワンチャンスでバルサが先制。コースやボールの強さを意識してもたもたしなくてもプレーの速さでゴールチャンスは高まるんだよ。播戸しっかり見てたか。
ワンプレーで試合はバルサのペースに。
メッシが下がって受けることで、ユナイテッドが数的有利を作れず中盤でボールをとれない。
ルーニー、パクが下がって守備をすることになり、バルサの守備負担が下がる。
ポゼッションは飛躍的にのびるが、ユナイテッドは押し込まれても破綻はしない。アンデルソン、キャリックも含めて粘っこくゴール前でスペースを消していく。
下がったメッシが突破していくスピードにはついて行けないが、シュートは枠には行かない。
高いラインの裏をついたロナウドの突破をピケがファウルで止めてしまう。ゴール右前、ギグスのFK今度は巻いてくるシュートで狙うが枠の外へ。
弱点のDFライン裏を狙ったプレーはこれと、パクが一度だけ。
下がって対応させられることで、危険なゾーンでは仕事させてもらえなかった。
結局ユナイテッドは前半8本シュートを放つも枠に飛んだのはFKの一本。最初の10分間で7本シュート放ち、どれも惜しかったし、試合を方向づけられたはずだがワンチャンスを決められて主導権を奪われた。
1-0で後半へ。
さて、どうやって、試合を取りかえしにくるか。
ますますワクワクする後半へ。