7/2 U-20 W杯 日本vsスコットランド 後半

後半、スコットランドはメンバー交代で攻勢に出ようとするが、逆に日本の中盤が自由なスペースを見つけやすくなる。田中や森島が飛び出すシーンも増えてきて、スコットランドは守りのために費やされる時間が多くなる。ピッチの往復に苛立たされるスコットランドをあざ笑うかのように、梅崎のミドルが決まり2-0(後半13分)。良い時間帯のゴールで優位な試合運びを続けたい。

スコットランドはさらに前線の選手を投入、バランスは完全に崩れているのだが、気迫と体の強さに圧されて攻め込まれるシーンが増えてくる。相手のプレーに付き合わずにカウンターで追加点をねらいたいが、相手なりに戦ってしまう。河原のシュートは正面、森島のおしゃれシュートは枠外へ。GKがボールを弾くタイプのようなので、強いシュートを打っていくべきなのだが。後半24分には河原を下げて青木を投入。

どちらも疲れから精度を欠いて、中盤でお互いのミスが目立ち始める。森島がGKと1対1を止められてしまったり、槙野が自陣エリア内で危険な奪い方をしてしまったり、ヒヤヒヤ。後半32分には田中を下げて藤田を投入。35分、安田の今日初めての良いプレーというか、単なるクロスだが、それがこぼれたところを、青山が距離のあるミドルを放つが、これをその相手GKが後ろに弾いてしまってゴールインで3-0。まあ、前に弾いても森島が詰めていたので、得点の可能性は高かったが。

ここから、日本人特有のメンタリティで、勝負が決まったかのような試合運び。逆に相手は劣勢にも攻勢で、フリーでシュートを打たれて、こぼれ球を決められ3-1。内田は良く戻ったんだが、足を一本出して欲しかった・・・その後もフリーのシュートがあったが、相手がはずしてくれる。

40分ごろからは相手陣内でボールキープを始めるが、ちょっと早くないか?2点差だから。しかし、梅崎・藤田が個人技で時間を使う。この時間帯スコットランド焦りすぎで助かる。思うようにプレーできないのが気に入らないようだ。日本の老獪さを感じつつタイムアップ。

流れとしては早い時間帯の2点目が効いた。シュート8本で3点なのだから、効率としては悪くないが、もう少しシュートシーンまで持って行くようなプレーをみたい。あと、マークが外れた失点シーンも反省。相手の前がかりの時間帯に混乱しないようにしないといけない。守備の連係がうまくいっている時は問題ない。でも三戦目はナイジェリアですからズタズタにされる可能性もある。

安田君は、後半のようなプレーをしていれば、まあ標準的なんだろうけど、不安定さは否めないね。攻撃面での成果はあまりないので、あれならば代わりが効くよ。次のチャンスがあれば、サイドのかけ上がりを見せて、シュート数upに貢献しよう。