7/2 U-20 W杯 日本vsスコットランド 前半

ボールは基本的に日本が支配するが、スコットランドのカウンターは早く、シュートまでも早いので、攻めれば攻めるほど怖い。梅崎や柏木からの展開で日本がチャンスをいくつも演出するが、相手守備陣になんとかしのがれる。柏木-内田のコンビでGK正面をついてしまったシュートをはじめ、シュートは枠または惜しいコースにいっている。決定力不足と言うよりは、体が一回り大きいスコットランドがゴール前に人数をかけており、三次元的に充分なスペースがない。日本としてはカウンターを警戒しながらバランスをとり、いつかは崩せるだろうという攻め方。

田中のスピードは良く効いている。河原は、決定的なシーンをいくつかはずしてしまうが、田中とのコンビネーションは良い。一組でも同じチームでやってる組み合わせがあるといざというとき頼りになりそう。

右サイドが内田や柏木の上がりに対してケアが少なく、時々空いてしまってしばしばカウンターの餌食となる。それより何より、はっきり言って最大の不安要素は、左を張ってるうちの安田。迷惑かけてすみません。開始当初は、セーフティな消極プレーでボールを失い、サイドを上がりだすと今度は出しどころがない。周囲と合っていないのか、気負い過ぎなのか。しばしばボールをプレゼントしてしまう。

前半途中までは消えていた森島は、30分ごろから覚醒を始めたか、突然切れのあるプレーを見せ始める。ヘッドとボレーで存在感を見せた後、先制点は思わぬ形で手に入る(43分ごろ)。相手の二度のクリアミス(DFとGK)で森島が無人のゴールに流し込む。ゴール後のパフォーマンスは、例のビリーズブートキャンプか?

ロスタイムはほとんどなく前半終了。