シジクレイ離脱:リーグ戦の真の開幕

プロスポーツペナントレースというのは、長期間にわたって同じレギュレーションで戦うわけで、その間、常に最高の布陣で試合に臨めるわけではない。

だからこそ実力差以外の部分で勝敗が決することがあるわけで、まあひとつの醍醐味であると言えよう。

やはり同じ競技であってもカップ戦や選手権試合とは異なる。

ケガの離脱はもちろん、警告による出場停止、さらには代表戦による選手の供出も、当然視野に入れて、シーズンを乗り切れるように、準備をするのも、チームのひとつの力だろう。

ターンオーバーはその一つの方法論に過ぎないと思う。

色々書いたが、シジクレイの離脱が、ガンバ大阪にとって、悪い方にばかり働くとはいえないが(ポカも多いので)、しかし4バックで望んでいる以上、CBのコンビネーションは重要だ。実好もベテランだが、山口とのコンビがベテランなわけではないので、心配。

ただ、今年は家長が五輪予選で持って行かれるのも分かっていたことだし、そもそもフル代表で多くの選手が消耗させられるのも、例年通りだ。

去年も、シーズン早々の明神の離脱、勝負所での遠藤の病欠などいろいろあった。それを乗り越えられなかったチーム力が、3位という結果だ。

浦和だって開幕からベストではない。

ガンバは比較的今シーズンここまで順調だったが、ようやくシーズンの厳しさが顔を出し始めたな、という感覚だ。

もちろん、例年通り、監督との衝突で干される選手も・・・

いや、こちらは是非とも、ナシにして欲しいものだ。